こんな疑問にお答えします。
LINEMOでは、最低利用期間は設定されていませんが、場合によっては違約金は発生します。
また、LINEMOを短期解約したとしても、それを理由としてブラックリストに入ることはないと考えられます。
そこでこの記事では、
など、LINEMOの最低利用期間や違約金、短期解約はブラックリストに入るのかについて解説していきます。
LINEMOに最低利用期間はない
LINEMOには、最低利用期間はありません。
最低利用期間とは、契約したプランやサービスを一定期間以上利用しなければならない期間のことです。
格安SIMの中には、最低利用期間を設定しているものもありますが、LINEMOでは最低利用期間は設定されていません。
契約初月にLINEMOを解約・乗り換えをした場合は違約金(契約解除料)がかかる
上記の通り、LINEMOには最低利用期間はありませんが、場合によってはLINEMOを解約・他社に乗り換えをする際に違約金(契約解除料)が発生する場合があります。
そのため、LINEMOの違約金については、理解しておきましょう。
LINEMOの違約金(契約解除料)は990円
LINEMOでは、契約初月にLINEMOを解約すると、990円の違約金(契約解除料)が発生します。
ご加入当月にご契約回線を解約したお客さまは、原則として契約解除料として990円(税込)のお支払いが必要です(2024年6月1日(土)以降にご加入のお客さまに限ります)。
引用元:LINEMO
LINEMO公式サイトにも、上記のように記載されています。
そのため、LINEMO契約初月に解約や他社に乗り換えをすると、違約金が請求されるのでご注意ください。
金額等はLINEMOの都合で予告なく変更される可能性があります。
違約金(契約解除料)が免除されるケース
LINEMOでは、加入当月に解約をすると原則として違約金が発生しますが、下記に該当する場合その限りではありません。
- 「8日間キャンセル」に基づき解約した場合
- 加入当月に譲渡または承継した回線を解約した場合
- ソフトバンク、ワイモバイルまたはLINEモバイルからの乗り換えにより加入した当月に解約した場合
8日間キャンセルを行った場合など、LINEMOで違約金が発生しないケースもあります。
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違約金(契約解除料)が導入された経緯
当初、LINEMOでは違約金(契約解除料)は設定されていませんでした。
しかし、2024年6月1日以降の申し込みから、契約解除料が設定されました。
では何故、契約解除料が設定されたのかというと、MNPホッパー行為対策です。
MNPホッパー行為とは、新規契約者向けのキャンペーンや割引を目当てに契約をしては他社への乗り換えを繰り返す行為です。
こういった、意図しない形での契約が増えていることが、LINEMOで違約金(契約解除料)が導入された経緯になります。
LINEMOを短期解約するとブラックリストに入るのか
携帯電話会社は、短期間で解約をするとブラックリストに載ると言われていますが、LINEMOの場合はどうなのでしょうか。
結論から言うと、LINEMOをはじめ携帯電話会社を短期解約したことを理由として、ブラックリストに入るということはないと考えられます。
詳しくは、下記より解説していきます。
短期解約のブラックリストとは
まず、短径解約のブラックリストについて解説します。
短期解約のブラックリストとは、携帯電話会社に申し込んだものの3ヶ月以内または6ヶ月以内といった短期間利用し解約をすると、ブラックリストに載るとされているものです。
ブラックリストに載ると、携帯の新規契約が難しくなり、ブラックリストの情報は削除されるまで数年はかかるとされています。
LINEMOを短期解約しただけではブラックリストに入らない
LINEMOを短期解約をした場合、ブラックリストに入るのかですが、短期解約を理由としてブラックリストに入ることはないと考えられます。
何故なら、短期解約を理由に新たな契約を拒む行為は電気通信事業法に違反すると、総務省が述べているためです。
MNO各社において、「短期解約を行ったことがある」ことのみを理由として役務提供拒否をすることは電気通信事業法第121条第1項に違反し、業務改善命令の対象となり得るほか、MNO各社の販売代理店において、「短期解約を行うと、ブラックリストに入る」等の案内等を行うことは、内容によって同法第27条の2第1号で禁止されている不実告知にも該当する場合があり、業務改善命令の対象となり得る。これに伴い、MNO各社において、販売代理店が上記の不実告知を行わないよう、適切に指導監督を行う必要がある。
引用元:総務省
つまり、LINEMOを3ヶ月以内・6ヶ月以内といった短期間で解約をしても、短期解約のみを理由としてブラックリストに載るということはありません。
LINEMOでブラックリストに入る可能性がある行為
ただし、短期解約がサービス利用意思を伴わない乗り換え(キャンペーンや割引のみを目的とした乗り換え)と判断された場合、ブラックリスト入りになる可能性があります。
LINEMOでブラックリストに入ると、LINEMOの契約が難しくなる他、LINEMOと同系列であるソフトバンクやワイモバイルの契約も難しくなる恐れがあるので、その点は理解しておきましょう。
LINEMOを短期解約する場合のその他の影響
LINEMOを短期解約する場合、LINEMO契約時に適用となったキャンペーンは適用終了・または対象外になる可能性があります。
そのため、LINEMO契約時にキャンペーンを適用し申し込みをしたのであれば、キャンペーンの適用条件などは事前にチェックしておきましょう。
LINEMOの解約・他社への乗り換え方法
LINEMOを解約する場合、「解約」と「乗り換え」どちらの手続きを行うかよって、手順が異なります。
解約の種類
- 解約:現在使用中の電話番号は使えなくなる
- 乗り換え:現在使用中の電話番号を引き継げる
詳しくは、下記より解説していきます。
受付時間等は、LINEMOの都合で予告なく変更となる可能性があります。
LINEMOを解約する方法
LINEMOを解約する場合、「こちら」のページにアクセスし、解約手続きを行うようになります。
WEBでの解約手続きは24時間受け付けていますが、20時以降の申し込みは翌日扱いとなります。
- 9時から19時59分まで:即時解約完了
- 20時から8時59分まで:9時以降解約完了
また、解約の申し込みが完了すると、キャンセルはできないのでその点は理解しておきましょう。
LINEMOから他社に乗り換えをする方法
LINEMOで使用している電話番号を他社に引き継いで使用したい場合、乗り換え手続きを行いましょう。
LINEMOから他社へ乗り換えをする場合、まずLINEMOのMy MenuにてMNP予約番号を発行します。
MNP予約番号発行の受付時間は「0:00~24:00(年中無休)」となっていますが、20時以降にMNP予約番号の発行受付をすると、翌日9時以降に順次SMSにて通知されるようになります。
MNP予約番号を取得できたら、乗り換え先携帯電話会社へ乗り換え手続きを行いましょう。
乗り換え手続き後、乗り換え先携帯電話会社の回線が利用できるようになったら、LINEMOは自動的に解約となります。
MNPワンストップに対応した乗り換え先の場合、MNP予約番号なしで乗り換え手続きが行えます。
LINEMOに最低利用期間・違約金はある?・まとめ
まとめ
- LINEMOには最低利用期間はない
- LINEMOに違約金(契約解除料)はある
- LINEMO契約初月に解約をすると990円の違約金が発生する
- 8日間キャンセルなど違約金が適用されないケースもある
- LINEMOを短期解約してもブラックリストには載らない
- 短期解約のみを理由とした新たな契約を拒む行為は電気通信事業法違反
- サービス利用意思を伴わない乗り換えの短期解約と判断された場合はブラックリストに載る可能性がある